【沖縄の方言】うちなーぐちを朝ドラ“ちむどんどん”から学ぼう!

【沖縄の方言】うちなーぐちを朝ドラ“ちむどんどん”から学ぼう!

こんにちは!おきなわ部です!

皆さん、NHKで2022年春に始まった朝ドラ“ちむどんどん”はご覧になっていますか?
沖縄は2022年の5月15日で、沖縄は本土復帰50周年を迎えました。
その記念すべき年に、沖縄「やんばる地域」を舞台に始まった、朝ドラです。

今回は、ドラマの登場人物たちが頻繁に使う【うちなーぐち】(沖縄の方言)について、使用頻度が高いものなどをピックアップしておきなわ部なりの解釈を交えて紹介したいと思います。

みんなで、うちなーぐちを学びましょう!let’s study!!

※本記事には、ドラマ”ちむどんどん”のネタバレを含みます。ご注意ください。

NHK朝ドラ“ちむどんどん”とは

2022年の春に始まった、沖縄本島北部のやんばるを舞台とした、 沖縄料理に夢を懸けるヒロインと強い絆で結ばれた4兄妹の「家族」と「ふるさと」の物語です。
個性豊かな沖縄の兄弟が、切磋琢磨しながら成長していく姿を描きます。

キャストもとても豪華で、メインヒロインには黒島結菜さん、長女に川口春奈さん、三女に上白石萌歌さん、長男には竜星涼さんが出演しています。

黒島結奈さんは、沖縄黒糖のメインアンバサダーにも就任しています!
沖縄黒糖は、沖縄のサトウキビを原料とした沖縄を代表する特産品のひとつです。
美容と健康に欠かせない栄養素がたっぷり!!
しかし、近年は「沖縄黒糖問題」としても取り上げられています。

そして、オープニングを歌うのは、沖縄出身の三浦大地さん。
とても美しい歌声で、ドラマが始まった瞬間から心が持っていかれます…!

では早速、うちなーぐちを学んでいきましょう!

うちなーぐち(沖縄の方言)一覧

ちむどんどん

ドラマのタイトルにもなっている「ちむどんどん」
主人公の暢子が非常に高い頻度で使用しています!
東京に行くことになった時も、使っていましたね~

「ちむ」とは主に「こころ」を意味し、ちむがどんどんする、つまり「ドキドキする」「わくわくする気持ち」などを表します。
沖縄には、「ちむ」を用いた表現が他にも存在します。
「ちむぐくる」(人の心に宿る深い思い、真心)
「ちむわさわさー」(気持ちが落ち着かない、不安)
「ちむがなさん」(心から愛おしい)

緊張する時にも「ちむどんどんする…!」(ドキドキする)のように使います。

▼ういちゃん動画




ニーニー、ネーネー

比嘉家の兄弟が呼び合うときに使われていますね!
ニーニー = 兄、お兄ちゃん
ネーネー = 姉、お姉ちゃん

また、友人たちはお互いを名前で呼び合います!
沖縄では同じ名字が多いので、お互いを呼び合うときは名前で呼び合うのが一般的です。

はいさい、はいたい

有名な沖縄方言なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
男性だと「はいさい」、女性だと「はいたい」で言い方異なります。
良子ネーネーの職場に喜納金吾が来た時に、職場の同僚の方に挨拶として使用していました。

「ハイサイ!」は英語でいうところの「hello!」
時間帯に関係なく軽いあいさつの言葉として使用されます。
とても使いやすいウチナーグチなので、沖縄に行った際はぜひ使ってみてください!

ちばりよー

暢子の友人、早苗が暢子を応援するときに使っていましたね!
こちらも割と聞いたことのあるウチナーグチではないでしょうか?

「ちばりよ」は「がんばれ!」「がんばって!」という応援の時に使う言葉です!
応援したい気持ち、落ち込んでいる時ややる気が出ない時、踏ん張らないといけない時に、相手を励ますために使います。
「沖縄、ちばりよ!」おきなわ部でもよく使います!

じょーとー

父、賢三が暢子に行ったセリフ「暢子は暢子のままでじょーとー」
お父さんの言葉は心を打ちますね…

耳で聞くと「上等」という言葉に聞こえますが、一般的に思う「上等=品質的に高いこと」という意味もありますが、ウチナーグチの「じょーとー」は相手の性格や姿形、行動など幅広い事柄に対して「良い」「すばらしい」という意味で使います。

父のセリフは、「暢子は暢子のままでいい」という娘をありのまま受け止めた言葉なのですね。ステキ…!

わじわじーする

暢子が進路に迷って思うようにいかない時などによく言ってましたね。
「あぁー、わじわじーする!」

「イライラする」というような意味で、腹立つときや怒っている時、モヤモヤイライラするときに使います。
ウチナンチュが「わじわじする」と言ってる時は、注意しましょう!笑

あきさみよー、はっさみよー

食卓にアババ(長男賢秀が大事に育てていた豚)が出された時、賢秀が「あきさみよー!」と叫んでいました。
他にも、智が歌子にノブネーネーが好きなのか問われたときに、「あきさみよー!それは見当違い!」などで使っていました。

「あきさみよー」とは、驚いた時などに思わず口にする感嘆詞です。
英語でいうところの「Oh my God!!」

ドラマでも、かなり頻繁に使われるウチナーグチです!

でーじ

暢子がおいしいものを食べたときなどによく使われます。
「でーじ美味しい!」ニコニコ!

「大変」「とても」「すごく」「めっちゃ」「超」など、たくさんのニュアンスを表す言葉として使われます。
とても頻繁に使われる言葉なので、どなたでも使いやすい方言じゃないかなーと思います!

▼使い方見本

いちゅんどー

暢子が一番はじめに決まっていた就職先、眞境名商事の息子が暢子につっかかった後、その場を去るときに使っていました。
「おい、いちゅんど」

「いちゅん」とは、「行く」という意味で、「おい、いちゅんど」は「おい、行くぞ」という表現です。
かなりさりげなく使われていましたねー
沖縄でも、最近はあまり使われない言葉です。

まーさん

ちむどんどんでは、「でーじ」とセットで使うことが多いですね!
はじめて西洋レストランで料理を食べたとき、賢秀が「まーさんやー!」と叫んでいましたね。

「まーさん」は「おいしい」の意味です。
「でーじまーさん!」は「とてもおいしい!」ですね!

ぽってかすー

二―二―に対して姉妹がよく使います。笑
「ぽってかす!!」

子供のころの二―二―が喧嘩した際にも、「やなぽってかす!」

「ぽってかす」は「ばかやろう」「バカ!アホ!」という罵倒の意味で使われます。
「やな」は「悪い・嫌な」という意味です。
「やなわらばー」=「悪ガキ」という使い方をしたりします。

まさかやー

暢子が和彦と再開した時にも使っていましたね!
「え…まさかやー!」
視聴者の私も言いました…「まさかや!」

予想しないことを、見たり聞いたりしたときに使う驚きの言葉です。
「ほんとう?」「ええ!」「おお!」など驚きがあった時に使います。汎用的に使うので、ドラマでも耳にする頻度の高い言葉かと思います。

しんけん

子供の暢子が和彦がイカスミジューシーを食べれないと言ったときや、大人になってからも頻繁に使っていますね。
和彦が下宿先に来た時も、「まさかやー!しんけん?」と言っていました。

「しんけん」はウチナーグチでは、「本当!?」「マジで!?」というような意味で使われます。
イントネーションの違いはありますが、「真剣?」と意味が近いのでわかりやすいウチナーグチですね!

だからよ

賢秀が小さいころからよく使う言葉ですね!
良子ネーネーにやることやりなさいと急かされた時も「だからよ!今行くよ!終わったら…」というように使ってました。

「だからよ!」は説明に時に使うような接続詞の「だから」ではなく、「そうだね」「そうだよ」「だよね」という相槌として使われます。
賢秀の「だからよ!今行くよ!」は「そうだね!(やらないといけないのはわかってる)今行くよ!」という感じかと思います!

こちらも汎用性が高く、ウチナンチュはこの言葉だけで会話ができてしまうくらい汎用的です。笑
「だからよー」「だからねー」「だからさー」

▼だからよーの使い方




またあちゃやー

母が働く商店で、子連れのおばちゃんが去るときに「またあちゃやー」と声をかけます。

そんなところもピンポイントで拾います。おきなわ部です。

「また、あちゃやー」は「また、明日」という意味です。
「また、やーたい」(またね)などもよく使われるウチナーグチです。

まとめ

いかがでしたか?

ドラマ「ちむどんどん」でも沢山の沖縄方言が出ていることがわかりますね!
ナイチャー(沖縄県外の人)のスタッフは、ドラマで解説なくさりげなく使われるウチナーグチに「なんて???」となっていました。笑

沖縄に来た時は、ぜひ使いやすいウチナーグチから使ってみてはいかがでしょう!

ではまた、やーたい!

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