メタバースとは?うちなーんちゅがバーチャルの沖縄に帰省したら、ちむどんどんした!

メタバースとは?うちなーんちゅがバーチャルの沖縄に帰省したら、ちむどんどんした!

こんにちは、あるいはこんばんは。
地元沖縄を離れて約3年半、みぞれなべと申します。

「あれ、おきなわ部なのに沖縄から離れてるの?」って思ったでしょ?
厳密に言うとおきなわ部とはちょっと違って、わたくし、別事業のデザイナー業務に携わっております。

正直、IT関連にはちょっと疎いくらいなんですが・・・、そんな私でも昨今流行りのメタバースは、ニュースやネットで聞いたことがありますよ。
そして、我が地元沖縄の観光地がメタバース上で再現され、話題になっているという情報を知りました。

今回は初心者な私でも楽しめるメタバースの様子を、がっちりレポートさせていただきます!

初心者がゼロから始めるメタバース

私みぞれなべは、今沖縄からかなり離れた愛知に移り住んでいます。
コロナ渦の影響もあって、ここ数年は地元沖縄に帰り難いなぁという状況が続いていました。

そんな中、沖縄を再現したバーチャル空間が話題になりました。
そう、皆さんご存知の「バーチャルOKINAWA」です。
最近よく耳にするメタバースというやつですね。

興味はあったものの、正直「メタバース」と言われてもイマイチ、ピンとこず・・・、一体何がそんなに面白いの?と不思議に思っていたら、「せっかくだし、初心者目線で体験レポート書いてきてよ」と、おきなわ部の編集長から今回の記事を押し付けられたんですねー。
まあ、仕方ないのでスターバックスカードで手を打ってあげますよ。

さて、我が地元沖縄がバーチャルでどうやって表現されているのか?
「バーチャルOKINAWA」は「VRChat(VRチャット)」内で体験できるバーチャル空間とのことで、早速見に行ってきます!

初心者レポート 何から準備すればいいの?

肝心の沖縄メタバース体験なのですが、「VRchat(VRチャット)」を始めるにはまず登録が必要なようです。

VRと聞くだけで少しハードルが高く感じてしまい、今まで触れたことのない分野でしたが、このVRchatでは、バーチャル空間内にいる周囲のプレイヤーと交流できるようですね。
結構面倒な準備が必要なのでは、と身構えてしまうイメージなんですが・・・。
「バーチャルOKINAWA」の公式サイトにそれはそれは詳しく、手順が描かれていて助かりました!

アカウント作成など結構難しいものかと思ってたのですが、手順をしっかり踏めば思ったより簡単にVRchatの世界に行くことができるようです。

手順は「バーチャルOKINAWA」の公式サイトで確認!

VRchatは、SteamまたはOculus Storeにて無料でダウンロードできるようです。
「バーチャルOKINAWA」公式サイトに書かれた手順に従って、steamとVRchatの登録とインストールを進めていきます。

ざっくりまとめると、VRchatには下記の特徴があるようでした

  • 必ずしもVR機器を所有している必要はない。
  • VR機器を持っていないプレイヤーのためにデスクトップ版も用意されている。
  • Windows環境があれば誰でもプレイ可能。(ただし、デスクトップの場合はアバターの手足を自由に動かすことができない等の制限あり)

VR用のヘッドセットを使用してプレイする「VRモード」と、通常のPCモニターで遊べる「デスクトップモード」が選べるようです。
こちらはバーチャル初心者なので、ひとまず「デスクトップモード」を選択します。
準備するものはマイク付きパソコンだけでOKみたいですね。

それでは早速、「バーチャルOKINAWA」へ行ってみましょう!

アカウント登録や「VRchat」の起動に関しては、「バーチャルOKINAWA」公式サイトのチュートリアルページにて詳しく掲載されていますので、こちらを参考に!

▼「バーチャルOKINAWA」の公式サイト
https://virtualokinawa.jp/tutorial/

初心者レポート 見どころいっぱいの国際通りエリアへ!

VRchatのメニューから【VirtualOkinawa】と検索を行い、いざバーチャル世界へ・・・!

バーチャルOKINAWAにログインすると・・・、沖縄らしい陽気なBGMと守礼門、そして大きなシーサーが出迎えてくれました。
パレット久茂地側の入り口からスタートのようです!
国際通りにあるんですよ、知ってますとも!

さっそく周りを見渡すと、近くに無料アバターが配布されていました!
シーサーをモチーフにしたおきなわ部のマスコット兼プロデューサー、「ししごん」アバターですね。
VRchatの世界では、アバターを自分好みにカスタマイズすることも楽しみの1つなのです。

好きな色のモフモフアバターを選んだら、近くに鏡があったのでチェック!
これで楽しむ準備は完璧かな。
まずは国際通りを練り歩いてみたいと思います。

近くにはキーボードの操作説明のパネルがあり、どう動けばいいのかわからなかったので凄く助かりました!
説明を読んだら、いざ探索開始です!

早速、バーチャル世界の洗礼を受ける・・・!

さてさて、バーチャルOKINAWAを少し歩くと、「お魚用ちんすこう」の文字が目に入ってきました。
「お魚用とは・・・!?」
興味は引かれつつも、よく分からないので一旦スルー。

バーチャルOKINAWA来ている他の人達に近くに寄ると、多少音声が聞き取れるんですが、「ボイスチャットでやり取りして~うんぬん」「これはこうやって遊ぶんだよ~かんぬん」といった声が聞こえてきます。
なるほど、こんな感じでボイスチャットでやり取りしてるんですね。

周りをキョロキョロしながら歩いていると、どうやら2~3人のグループで行動している方が多いように見えます。
あれれ、1人で行動してる私ってまさかバーチャルぼっちになっちゃってます???
うわああああああああ!

仕様を把握しておかないと、勘違いでこうなる・・・!(恥)

ぼっち気分で周りをキョロキョロしていると、近くに私と同じく1人でいる方(アバター)を発見。
かなり凝ったアバターなので、VRchatに慣れた方のように見えますが、話しかけても大丈夫なんでしょうか・・・?
思い切って声をかけてみましょう(ドキドキ)。

「もしもし、ハロー?」
「・・・」
「初めまして、日本の方ですか?」
「・・・」
「ちなみに沖縄に住んでますか?よくここには来られてるんですか?」
「・・・」
どうもシャイな方みたいですね。
イマイチ操作もおぼつかない中、ジャンプして動いたりエモ―トしていると相手の方もエモートで返してくれました。
(※エモートとはアバターが行うアニメーションアクションのことで、手を振るや拍手、ダンスをするなどがあります)
(※ESCキーを押して出現するメニューの中に、「Emote」があるので試してみてください!)

この方、先ほど見かけたお魚用ちんすこうを手に持ってくると、なんと数匹の魚が集まってちんすこうを食べていきました。
なるほど、こうやって遊ぶのか!
VRchatで初めて遊んでみましたが、ボイスチャット無しでも、なんだかんだ意思疎通ができる事に驚きです。

ただ、後で気付いたんですが、この時の私、自分のマイクがミュートになっているのに気づいていなかったんですねー!
「ボイスチャットが苦手なのかな、シャイな人なんだね ^_^ 」なんて思っていたら、ただの初心者のやらかしでした・・・!
(※マイクのミュートの外し方は、キーボードの「V」を長押しと後に調べて知りました。「V」を矢印と勘違いしてしまい、ずっと矢印のキーを押していたんですねー・・・)
(※皆さんも話しかける時はミュートになっていないか注意してください!)

写真だとちょっと分かりにくいかもしれませんが、私も一緒にちんすこうを使ってみると、あっという間にお魚さんが集まってきました。
楽しいな・・・!

バーチャルの優しさに触れ、安らぎを得る・・・!

しばらく動きだけで交流して、一旦分かれて散策を続けます。

国際通りを歩いて奥に進んでいくと、巨大なししごんが目印の居酒屋「青獅子」を発見しました。
沖縄の雰囲気たっぷりの、民謡居酒屋といった趣きのようですね。

中に入ってみると、バーチャルOKIANWAの入り口でエモートで遊んでいた方と再び出会いました。
相変わらずマイクのミュートに気付かない私は、エモートでご挨拶。
ビール缶を持っていくとNPCキャラのオジサマの頭の上にビール缶を乗せだしたので、私も一緒に遊んでみます!
乾杯のしぐさ等で、言葉は無くともしばしの交流を楽しませてもらいました。

ボイスチャットが無くても楽しく遊べるようなギミックがあるのは、個人的にもとてもありがたいですね。

1日のスタートにオススメのラジオ体操!

さらに国際通りを進んでいくとてんぶすがありました!
(※てんぶすとは、国際通りの真ん中にある商業施設で、施設のスペースでは色々なイベントが開催されるスポットなんです。)

ちゃんと大型LEDビジョンも再現されているんですね・・・!
沖縄にいた時はこの大型LEDビジョンに映って遊んでいたんですよ、なつかしいですね~(遠目)。

どうやらここでは毎朝8時から、「根間うい」ちゃんと一緒にラジオ体操ができるようです!
実際にラジオ体操を体験する為、朝8時にログインしてみると、うちなーぐち(沖縄方言)バージョンのラジオ体操が開催されていました。
正直、沖縄生まれの私でも何言っているかわからないんですが・・・、子どもの頃の感覚を思い出しつつ、ういちゃんの動きを頼りに何とか達成できました。
ラジオ体操が終わるとういちゃんが元気に送り出してくれます。

一日の始まりにういちゃんの元気な声が聞けるので、すごくやる気が出ます。
これは地元沖縄の人にもオススメかもしれません!

初心者レポート ORANGE RANGE21周年記念ミュージアム!

国際通りを巡った後は、「スーパーウルトラちゅらちゅらミュージアム」へ向かってみます。
デビュー21周年を記念したバンド「ORANGE RANGE」さんのメンバーコメントやミュージックビデオ、ライブ映像を体験できるエリアのようです。
(※こちらは期間限定のエリアのようです。)

入口のジャングルを抜けると、かなり盛り上がっているビーチエリアに到着!
あちこちにカラフルな植物や装飾があったりと、ORANGE RANGEっぽい空間になっていますね・・・!
でっかいモニターがあるので、眺めているだけでもライブ会場感のワクワクが高まります!

エリアをぐるぐる回っていると、居酒屋「青獅子」で遊んだ方とまた再開!
ビールを乾杯したら、ししごんアバターに着替えてくれたりもしました。
(※くどいですが、私はミュート状態です。)

とっても可愛いジンベエザメカートとバナナカートでキャッキャしながら遊んでもらいました!

初心者レポート 首里城エリアが新オープンしたようです!

4/26からこのバーチャルOKINAWAに、新たな首里城エリアがオープンしたようです!

オープン当日にバーチャルOKINAWAにログインしてみると、昨日までなかった首里城行きのバスが停まっていました。
このバスの中に入ると首里城エリアへワープするようなので、いざ首里城観光へ行ってみましょう!

首里城の歴史も学べる、アカデミックなワールド!

首里城エリアに入ると壮大な守礼門がお出迎えしてくれました。
守礼門の赤色と、青い空のコンビネーションを見ると沖縄だなぁと感じます。
BGMの三線(さんしんと読みます)の音色がとても心地いいです。

守礼門に近づくと「i」マークがあるのでクリックしてみると、守礼門の説明が表示されました。
いたるところに「i」マークやガイドさんのNPCがいて近づくと、首里城の様々な歴史が書かれています。
これは実際に観光する前の、予習としても良いかもしれませんね!

地元民の私も知らない首里城の歴史について学びながら、正殿に到着。
赤と白のタイルが特徴的でとても綺麗ですが、何より首里城を見れたうれしさと懐かしさでなんだか胸がいっぱいです。

周りには何人か別グループの方もいて、首里城のことについて熱く語り合っている人もいました!

流れる民謡に、思わず故郷に思いを馳せてしまう

首里城をエリアを歩いていると、三線を弾いているお兄さんNPCを発見!
ここで流れているBGMはお兄さんが弾いててくれたんですね・・・!

お兄さんNPCに近づいてみると、なんと弾いてくれる曲を選べる仕様になっており、多くの沖縄民謡が選択できます。
あーこのメロディ懐かしい・・・、選べる仕様嬉しい・・・!
たまには沖縄に帰りてぇっす・・・!

まとめ

さて、バーチャルOKINAWAでガッツリ遊んでみたんですが、とても満喫できました・・・!
コロナ渦でなかなか帰省も旅行もできない中での、バーチャル観光はとても有意義な時間になったと感じました。

国際通りや首里城の再現度が本当に高くて驚きました。
再現しつつも、バーチャルならではの空に魚が泳いでる姿や、お魚用ちんすこう、ゴーヤーカートなどのギミックも遊び心があって面白かったです!
パソコンを使用しないといけないので気軽かといわれるとそうでもないですが、公式サイトでしっかりやり方がかかれているので初心者でも難なく楽しむことができました。

メタバースの世界って何が魅力なのかなと考えてみましたが、やはりそのワールドを訪れた他の方とどうコミュニケーションを取るか、が最大の魅力になりそうですね。
他のワールドにも積極的にログインして、もっと多くの人コミュニケーションを取って見る必要がありそうです!

改善されると嬉しいポイント!

沖縄のスポットを360度楽しめる場所があったので、マップで行きたいところを選択してワープしてみました。
海を選びましたが沖縄のきれいな海と波の音が心地よくて最高・・・だったんですが、ほとんど動けるスペースが無かったのが少し残念。
砂浜を走り回りたい!という思いに駆られましたが、今後のアップデートに期待しましょう。

パソコンでプレイする必要があるので、慣れていない人にとってはハードルはあるかもしれません。
ただ、今後スマートフォンでも遊べるようになるそうなので、今よりもっと気軽に遊べるようになるかもしれませんね!

とはいえ、地元の沖縄がこんな風にバーチャル空間になっているのは、純粋に嬉しかったです。
こりゃ最高にちむどんどんしたってもんですよ!
(※ちむどんどんは、ワクワクしたり、ドキドキする気持ちの事を指す沖縄方言です!)

一緒にワールドで関わってくれた方々、ありがとうございました!
また機会があればバーチャルレポートを書かせていただきますので、それではまたやーたい!

バーチャルOKINAWAの公式サイトと、YouTubeチャンネルも是非チェックしてくださいね!
▼バーチャルOKINAWA 公式サイトHP
https://virtualokinawa.jp/

▼バーチャルOKINAWA 公式Youtube




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