子ども連れでも安心!大人も満足できる沖縄の工場見学&社会科見学のおすすめ施設【4選】

沖縄旅行、観光だけで終わっていませんか?
実は沖縄には、見て・学んで・楽しめる「工場見学スポット」がたくさんあるんです。オリオンビールの製造工程や、昔ながらの伝統を活かしたお土産づくりの裏側など、大人も子どももワクワクする体験が盛りだくさん。夏休みの自由研究や修学旅行の立ち寄り先にもぴったりな、学びある沖縄の工場見学をご紹介します。
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【オリオンハッピーパーク】

▲オリオンハッピーパーク外観の様子
沖縄の乾杯文化の象徴
沖縄の太陽と風を詰め込んだようなビール、それがオリオンビール。
地元では“島の乾杯に欠かせない味”として親しまれ、観光客にとっては「沖縄に来たら飲みたい一本」。そんなオリオンビールの魅力を深く知ることができるのが、名護市にあるオリオンハッピーパークです。

この施設は、オリオンビールの製造工程を実際に見学できる人気スポット。2025年4月に外観やエントランスがリニューアルされ、緑あふれる植栽やビールをモチーフにしたフォトスポットも新たに加わり、名護の新定番観光地としてさらに注目を集めています。

▲大人気のフォトスポット
ガイド付き見学ツアー

▲受付
見学では、オリオンビールがどのように作られているのか、その主な工程をガイド付きで丁寧に解説。麦芽やホップの香りを感じながら、学びと発見が詰まった約40分のツアーです。
まずは原料の香りから
受付を済ませて、ガイド付きの見学ツアーへ。
自由見学ではなくスタッフの案内がつくので、ビールの知識がない人でも安心して楽しめます。
最初に登場するのは、オリオンビールの原料となるモルト(麦芽)とホップ。実際に手に取り、香りをかぐことで、ビール造りの第一歩を体感できます。
この時、ガイドさんから聞いたのが「やんばるの水」と「伊江島産の大麦」の話。世界自然遺産にも登録された“やんばるの森”の清らかな水を使って仕込むことで、あの軽やかな味わいが生まれているんですね。原料から徹底して“沖縄らしさ”にこだわる姿勢に、思わずうなずいてしまいます。
巨大な仕込み釜と、工場のスケールに圧倒

▲麦汁をろ過する釜
通路を進むと、いよいよ仕込みの工程へ。天井まで届きそうな5基の巨大な釜が並び、その存在感に圧倒されます。
特に印象的だったのが、麦汁をろ過する大きな釜。側面には窓があり、中の様子までしっかり見えるようになっているのが嬉しいポイント。発酵前の麦汁から立ち上る甘い香りがふわりと広がります。
その先に見えるのは、整然と並んだビールの樽たち。ここから全国へと出荷されていくんだなと思うと、壮大な旅の始まりを見送っているような特別な気分に。
最後の仕上げは、缶・びん・樽。それぞれの形で届けられるオリオンビール

▲オリオンビールがびんに詰められる様子
製造工程のクライマックスは、ビールを容器に詰めていく缶詰・びん詰・樽詰のパート。実際のラインが稼働していれば、勢いよく流れていく缶やびんの様子を間近で見ることができます。稼働していない時間帯でも、映像を通して各工程をしっかり確認できるよう工夫されています。
茶色いびんがベルトコンベアの上をリズムよく流れていく光景は、つい見入ってしまうほど整然と美しいもの。その様子を眺めながら、「あ、これいつもスーパーや居酒屋で見かけるやつだ」と、ふと親しみがわいてきました。製造現場に触れることで、普段何気なく手に取っていたオリオンビールが、より身近な存在として感じられるようになります。
見学のあとは、お楽しみの試飲タイム
ツアーの締めくくりは、できたてのビールを楽しむ試飲コーナー。見学者には、おひとり様2杯まで提供される嬉しいサービスつき。ドライバーや未成年の方にはソフトドリンクが用意されているので、家族連れでも安心です。
見学後には限定グッズやお土産が買えるショップも併設されていて、お土産選びにもぴったりです!

見学は完全予約制。特に休日や長期休暇中はすぐに枠が埋まってしまうこともあります。
興味のある方は、公式サイトからの事前予約をお忘れなく!
オリオンビールの味わいだけでなく、“作る過程”や“ブランドの思い”まで感じられるオリオンハッピーパーク。観光としてはもちろん、親子での社会見学や、ちょっと大人なデートコースとしてもおすすめです。
アクセス情報
オリオンハッピーパーク(オリオンビール名護工場)は、沖縄本島北部・名護市に位置しています。
【車でのアクセス】
那覇空港から沖縄自動車道を利用し、許田(きょだ)インターで下車。
その後、国道58号線を北へ約10分で到着します。
駐車場はございますが、台数に限りがあるため乗り合わせまたは公共交通機関の利用を推奨しています。
【ご注意ください】
工場見学後のビールの試飲はドライバーの方には提供されません。ドライバーの方にはソフトドリンクをご用意しております。また、運転代行サービスのご利用は推奨しておりません。
また、名護市にある「オリオンビール名護工場」と、南部・豊見城市にある「オリオン美らSUNオフィス」は別施設ですので、お間違いのないようご注意ください。
【オリオンハッピーパーク】
住所 | 〒905-0021 沖縄県名護市東江2丁目2−1 |
アクセス | 那覇空港から車で約1時間30分 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
定休日 | 日・月(その他の休業日は公式サイトをご確認ください) |
駐車場 | 有 |
工場見学 | 開催曜日:火,水,木,金,土 所要時間:約1時間大人 (20歳以上):1,000円 小学生~19歳:350円 未就学児:無料 |
公式サイト | オリオンハッピーパーク公式サイト |
【ぬちまーす観光製塩ファクトリー】

沖縄の海から命の塩が生まれる場所。「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」は、親子一緒に“学び”と“感動”を体験できます。
「塩って、どうやってできるの?」そんな素朴な疑問に答えてくれるのが、沖縄県うるま市の高台にあるぬちまーす観光製塩ファクトリー。
ここでは、世界でも珍しい製塩技術「常温瞬間空中結晶製塩法」を用いて、海から命の塩“ぬちまーす”が生まれる瞬間を見学することができます。
ぬちまーすとは、沖縄の方言で「命の塩」という意味。
実際、人体に必要とされる21種類の海洋成分(OIMs)をそのままに含んだ、まさに海そのものを結晶にしたような塩です。
工場の中に広がる、まるで雪のような塩の景色

▲製塩室の様子
建物の中へ一歩足を踏み入れると、そこには真っ白な雪が積もっているかのような空間が。
これはすべて、製塩室に舞い降りたぬちまーすの結晶です。湿度や熱を加えることなく、常温の空気中で瞬間的に結晶化させるという世界初の技術により、まるで塩の雪が降っているような幻想的な光景が生まれるのです。
この塩の雪景色は、無料ガイドツアーで詳しく解説してもらえるので、小さなお子様でも興味を持ちながら学べるはず。自由見学も可能なので、時間に合わせてふらっと立ち寄れるのも嬉しいポイントです。
「命の源は海だった」親子で学ぶ海のチカラ

ガイドツアーでは、ぬちまーすがなぜ「命の塩」と呼ばれるのか、その背景についての話も聞くことができます(※講話は要予約)私たちの体に流れる血液や、赤ちゃんが育つ羊水。その成分バランスが、海水とほぼ同じだという事実には、思わず親子で「へぇ〜!」と声が出てしまいます。子どもたちにとっては、理科の自由研究や自然と命のつながりを感じる体験学習にもぴったり。普段何気なく使っている“塩”が、どれだけ大切なものか、自然と気づかせてくれる時間になるでしょう。
ショップではぬちまーすを使った商品がずらり!

見学のあとは、ファクトリー併設のショップへ。ここでは、製造されたぬちまーすの販売はもちろん、塩を使ったお菓子やコスメなどバリエーション豊かな商品が並びます。お土産探しにもぴったりで、家族や友人に「命の塩」を贈ってみるのもおすすめです。

▲ぬちまーすレストラン たかはなり
工場見学や景色を楽しんだあとは、敷地内の「ぬちまーすレストラン たかはなり」でちょっとひと休み。ぬちまーすと沖縄食材を活かしたやさしい味わいのお料理が楽しめます。人気の塩ソフトクリームやケーキなど、甘いデザートも揃っているので、気軽に立ち寄ってみてくださいね。
自然と科学を感じる、親子で楽しむ沖縄の社会見学

入場無料&予約不要(※講話は予約制)のぬちまーす観光製塩ファクトリーは、観光だけでなく、お子様の教育体験にもぴったりなスポット。
沖縄の海がもたらす恵みと、それを活かす人の技術。その両方にふれられる貴重な場所です。
沖縄旅行にちょっと“学び”を加えたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
アクセス情報
ぬちまーす観光製塩ファクトリーは、沖縄本島中部・うるま市に位置しています。
【車でのアクセス】
那覇空港から沖縄自動車道を利用し、北中城インターで下車。
その後、約40分で到着します。
【見学についてのご案内】
琉球ガラス村の製塩工場見学は、ガイド付きでのご案内となります。
混雑状況によっては、出発時間が前後する場合がございますので、当日は時間に余裕をもってお越しください。
【予約に関する注意点】
・10名様未満の場合は予約不要でご参加いただけます。
・10名様以上の団体様は、事前予約をお願いしております。
・1回のご案内は最大30名様まで対応可能です(※団体予約時は応相談)
【ぬちまーす観光製塩ファクトリー】
住所 | 〒904-2423 沖縄県 うるま市 与那城宮城 2768 |
アクセス | 那覇空港から車で約1時間10分 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | 有 |
工場見学 | 自由見学 9:00~17:30 無料ガイド案内 9:00~16:30(所要10分~15分)料金:無料 |
公式サイト | ぬちまーす観光製塩ファクトリー公式サイト |
【琉球ガラス村】

▲外観の様子
琉球ガラス村で出会う“ガラスができる瞬間“

沖縄県糸満市にある琉球ガラス村は、カラフルで美しい琉球ガラスの世界を間近で体感できる、“見て楽しい・作って学べる”工場見学スポット!
ここでは、沖縄の自然や文化をモチーフにした伝統工芸「琉球ガラス」が、どのように生まれるのかを、職人の手仕事を通してリアルに感じることができます。製造の様子を見学するだけでなく、自分の手でガラスを形づくる体験も可能。まさに、アートと工場見学が融合した「ガラスのテーマパーク」です。
ガラスが生まれる“熱と技”の現場

ガラス作りの中心となる工房では、1,300度を超える高温の窯から取り出されたガラスが、吹き竿や型を使って少しずつ形を変えていく様子を間近で見ることができます。
職人がガラスを回し、膨らませ、整えていく一連の流れはまさに芸術。
見学していると、熱と向き合いながら緻密に作業を進める姿に、自然と引き込まれていきます。
「どうやって色を付けるのか」「なんで泡が入るのか」子どもたちの素朴な疑問も、職人やスタッフの説明でぐっと身近に。理科や美術の“生きた教材”のような体験になること間違いなしです。
人気の「オリジナルグラス作り」では、自分が職人に!


▲実際に作成している様子
見学だけでなく、実際にガラス作りに挑戦できるのが琉球ガラス村の魅力。
中でも人気なのが、オリジナルグラス作り体験。スタッフのサポートを受けながら、自分の選んだ色や模様で世界に一つだけのグラスを作ることができます。
熱されたガラスが柔らかく変化していく様子は、間近で見るよりもずっとダイナミック!

▲仕上がりはこんな感じ
最終的な仕上げや冷却工程はプロにおまかせ。完成品は数日後に受け取るか、配送でお届けしてもらえます。
学びとお土産が一緒に楽しめる、ガラスの村


体験や見学のあとは、200種類以上の琉球ガラスが並ぶショップへ。花瓶やお皿、グラスなど用途もデザインもさまざまで、職人の個性が光る一品に出会えます。ペアグラスやセット商品は旅の思い出にもぴったり。

琉球ガラス村は、ものづくりの現場を見て、触れて、学べる貴重な場所。工場見学の要素に加えて、体験を通して自分の手でものを生み出す楽しさも味わえる、まさに“学びのある観光地”です。沖縄旅行の一日を、ちょっと特別な「ガラスの工場見学」にしてみてはいかがでしょうか?
アクセス情報
琉球ガラス村は、沖縄本島南部・糸満市に位置しています。
【車でのアクセス】
那覇空港から約25分。
※沖縄県内には「琉球ガラス村西崎営業所」と「琉球ガラス村那覇営業所」もあります。
マップ検索をかける際は「糸満市福地」にある「琉球ガラス村」をお選びください。
【予約に関する注意点】
琉球ガラスの製作体験は定員制となっておりますので、事前のご予約をおすすめします。
※ご予約は当日の朝9時まで受け付けています。
※空きがある場合は当日現地での受付も可能ですが、定員に達し次第締め切りとなりますのでご了承ください。
【琉球ガラス村】
住所 | 〒901-0345 沖縄県糸満市福地169 |
アクセス | 那覇空港から車で約25分 |
営業時間 | 9:30~17:30 |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | 有 |
公式サイト | 琉球ガラス村 |
【お菓子御殿】
沖縄旅行のお土産として大人気の「紅いもタルト」。その製造工程を間近で見学できるのが、御菓子御殿の大型店舗(読谷本店・恩納店・国際通り松尾店)です。

▲外観の様子
今回は那覇市松尾店をご紹介します。店内外は、沖縄の伝統美を象徴する首里城をモチーフにデザインされており、まるで観光名所を訪れたような気分に。店内には、ちんすこうやさんぴん茶、泡盛、黒糖菓子など、沖縄の魅力が詰まった特産品もずらりと並び、お土産選びも楽しめます。
ガラス越しに気軽に見学

▲紅いもタルトが流れる様子
店舗に併設された工場では、タルトの生地に紅芋ペーストが絞られていく様子や、釜の中に入っていく様子まで、ガラス越しにじっくりと見学することができます。
見学は予約不要(5名以下の場合)で、ショッピングの合間に気軽に立ち寄れるのも魅力。大人数での見学やスタッフの案内を希望する場合は、事前に各店舗へお問い合わせをお願いします。

▲店舗内の様子
見て・知って・味わう学びの体験を
「見る」「知る」「味わう」が一度に叶う御菓子御殿で、沖縄ならではのお菓子体験を楽しんでみてはいかがでしょうか?


工場見学のあとは、紅芋タルトをぜひお土産に。実際に目で見て、作られる過程を知ったあとに味わう紅芋タルトは、きっと特別な一品に感じられるはずです。作る人の工夫や手仕事を知ることで、食べ物への興味や感謝の気持ちが育まれる貴重な時間にもなるでしょう。家族で楽しめる、ちょっとした社会科見学。沖縄旅行の思い出に、ぜひ立ち寄ってみてください。
アクセス情報
琉球ガラス村は、沖縄本島南部・那覇市に位置しています。
【車でのアクセス】
那覇空港から約25分。
【見学に関する注意点】
見学は少人数(5名以下)の場合、予約不要で気軽に立ち寄れますが、団体での訪問やスタッフによる案内をご希望の際は、事前に各店舗へお問い合わせください。
【各店舗で異なる製造工程を見学】
御菓子御殿の大型店舗(読谷本店・恩納店・国際通り松尾店)では、店舗ごとに異なる紅芋タルトの製造工程をガラス越しに見学することができます。
• 読谷本店
焼き上がった紅芋タルトが一つひとつ丁寧に包装されていく様子や、アーモンドチョコレートサンドの製造工程も見学可能です。ガレット生地に紅芋や黒糖キャラメルのチョコがサンドされていく様子は必見。
• 恩納店
タルト工場の見学エリアが最も広く、タルト生地に紅芋ペーストが波模様に絞られていくダイナミックな工程を間近で楽しめます。
• 国際通り松尾店
紅芋ペーストをタルトに絞る工程から、焼き釜に入っていく様子までが見られ、製造の流れを一通り見学できます。
それぞれの店舗で異なるものづくりの現場を体験できるのも、御菓子御殿ならではの魅力です。
【お菓子御殿 国際通り松尾店】
住所 | 〒900-0014 沖縄県那覇市松尾1丁目2-5 |
アクセス | 那覇空港から車で約9分 |
営業時間 | 9:00~22:00 |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | 無 |
公式サイト | お菓子御殿公式サイト |
まとめ
いかがでしたか?
リゾートのイメージが強い沖縄ですが、実は“学び”や“ものづくり”が楽しめる場所もたくさんあります。
工場見学は、雨の日でも安心して楽しめるおすすめの過ごし方です。旅の予定に少しだけ社会見学の時間を加えてみると、子どもたちにとっても、大人にとっても新たな発見があるかもしれません。この記事が、みなさんの沖縄旅行のヒントになりますように。
それでは、またやーたい!
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