【地元民が愛するB級グルメ】沖縄のパーラーとは?おすすめ店&絶品メニュー3選

【地元民が愛するB級グルメ】沖縄のパーラーとは?おすすめ店&絶品メニュー3選

観光ガイドにはあまり載っていないけれど、沖縄のローカル文化を感じたいなら一度は立ち寄ってほしい!それが「パーラー」という軽食屋さん。小さな窓からごはんやおやつをサッと受け取るスタイルで、地元の学生やおじいおばあに長く愛されてきた存在です。

沖縄県内、とくに中部エリアではドライブの途中にふらっと立ち寄れる場所も多く、旅の小腹を満たすにはもってこい。
ホットドッグや、フライドチキン、おにぎりなど、ちょっとクセになるローカルメニューがそろうのも魅力。この記事では、そんな沖縄の「パーラー」文化をちょこっと覗きつつ、中部地域に点在するおすすめ店舗&絶品メニューをご紹介します。

沖縄の「パーラー」ってどんな場所?

パーラーとは、沖縄で昔から親しまれている小さな軽食スタンドのこと。学校帰りに立ち寄って買い食いをしたり、地元の人がふらっとおやつを買いに行くような、いわば沖縄版・駄菓子屋+軽食屋といった存在です。

プレハブや小屋のような簡素なつくりが多く、国道沿いや住宅街の一角など、車での移動中に偶然見つけることも。テイクアウト専門が基本なので、ドライブ途中に立ち寄るのにもぴったり!

営業時間はお店によってまちまちですが、朝から夕方までの営業が多め。観光客も気軽に立ち寄れる、地元密着型のグルメスポットです。
それでは中部地域に点在するおすすめ店舗トップ3をご紹介します。

沖縄パーラーのおすすめ絶品メニュー3選

金城パーラー|バスがお店!? 残波岬の名物グルメ

バスがお店!? 残波岬の名物「金城パーラー」

残波岬の灯台へ向かう途中、ひときわ目を引くレトロなバス。実はこれ、引退した路線バスを丸ごと改装した「金城パーラー」なんです。

創業から56年、観光地になる前の残波岬を見守ってきた老舗。現在はご夫妻とお嬢さんたちが笑顔で迎えてくれ、地元の人にも観光客にも愛される存在です。店主の金城さん曰く、「潮風で車体がサビちゃうので、数年に一度バスを取り替えてるんですよ」とのこと。ユニークな店構えも、沖縄旅の思い出になること間違いなし。

【ソーセージドッグ 650円(税込)】

この日はガッツリ系を求めて「ホットドッグ」をチョイス。ふわっとやわらかいパンに、こんがり焼かれたソーセージ、ケチャップとマスタードの懐かしい味わいが絶妙にマッチ。シンプルなのにしっかりお腹を満たしてくれる、パーラーならではの王道メニューです。

【ベンチで食べることも可能です】

ホットドッグのほかにも、かき氷やソフトクリーム、冷たいドリンクなど、暑い時期に嬉しいメニューがそろっているので、灯台を散策したあとに立ち寄って、ひと休みするにはうってつけ。潮風に吹かれながら、地元の味を楽しむ時間は、旅の中でもちょっとしたご褒美になるはずです。ドライブがてらにぜひお立ち寄りください!

【残波岬の残波岬の灯台に向かう途中にあります】

【金城パーラー】

住所〒904-0328 沖縄県中頭郡読谷村宇座1861
営業時間夏場 10:00~18:00
冬場 10:00~17:00
定休日年中無休 ※大雨や強風時は休み
駐車場

パーラーどんちゃん|学校帰りに愛されるローカル飯

学校帰りの賑わいと、がっつりローカル飯。

沖縄市泡瀬、美里工業高校のすぐそばの住宅街に、地元で愛され続ける「パーラーどんちゃん」があります。周辺は学生街ならではの雰囲気が漂い、半径100m圏内に弁当屋やパーラーが点在。なかでも「どんちゃん」は、運動部帰りの学生たちや近所の住民でいつもにぎわっています。

【ポーク卵おにぎり 220円(税込)】

この日は「ポーク卵おにぎり」を注文。ふっくら炊かれた白米に、カリッと焼かれたスパムとふわふわ卵が挟まれ、手に持った瞬間のボリューム感にわくわく。

どこか懐かしく、だけど手作り感のあるおいしさがしっかり詰まっています。

【ちょい小さめチキン 150円(税込)】

そして驚いたのが、ジューシーで香ばしいフライドチキン。

【袋から出すと結構ボリュームがありました】

ガーリックと胡椒がほどよく効いていて、サクサクの衣に包まれた肉汁たっぷりのチキンは、一口食べると止まらなくなるおいしさ。これが学生価格で買えるのはうらやましい!

【ゴーティー 50円(税込)】

さらに注目はドリンクメニュー。なんとティーが1杯50円!
しかもサイズ展開が独特で、S・M・Lではなく、「ゴーティー(50円)」「ヒャクティー(100円)」「メガティー(150円)」と呼ばれるスタイル。

沖縄の語感のゆるさが反映されたネーミングで、思わずクスッと笑ってしまいます。

【メニューも豊富です】
老舗感が漂う外観に、にぎやかな店内。地域に根ざしたあたたかい雰囲気の中で食べるローカル飯は、観光の合間に立ち寄ってもきっと印象に残るはず。がっつり食べたいときにも、ちょっと休憩したいときにもぴったりな、沖縄の日常が詰まったパーラーです。

専用駐車場も用意されているので、周辺の住宅地への駐車は避けて、マナーを守って利用しましょう。地域の人々に愛されてきたパーラーだからこそ、気持ちのいい立ち寄り方をしたいですね。

パーラーどんちゃん

住所904-2172 沖縄市泡瀬5-41-5
営業時間8:00〜17:30  ※夏休みは8:00〜16:00
定休日土・日
駐車場

パーラーパルプンテ|ゲーム気分で楽しむユニーク体験

思わず二度見!? ゲーム気分のグルメ体験

車で走っていると、突如現れる有名キャラのイラストにびっくり。ゲーム好きならつい立ち止まらずにはいられない、個性派パーラー「パルプンテ」。そのユニークな外観だけでなく、提供されるメニューもまさに“魔法”のような魅力にあふれています。

【ドンケバブ / アボカド 500円(税込)】

今回注文した「ドンケバブ」は、なんとチップスの袋をそのまま容器として使用。

その上にジューシーなケバブがどっさり乗り、さらにピリ辛ソースが食欲を刺激します。ソースは辛さあり・なしを選べるので、辛いものが苦手な方も安心。スナック感覚で楽しめる新感覚フードです。

【揚げパン/きなこ 150円(税込)】

そしてもうひとつのおすすめが「揚げパン」。
揚げたてでサクサクふわふわの食感がたまりません。味はきなこ・シュガー・ココアの3種類から選べて、どれも懐かしさとご褒美感たっぷり。おやつにもぴったりの一品です。

【旗が目印です】

遊び心たっぷりの外観と、しっかりおいしいメニュー。通りすがりでも絶対に見逃せないその存在感を、ぜひ自分の目と舌で確かめてみてください。

パーラープルプンテ

住所 904-2302 沖縄県うるま市与那城西原738-1
営業時間12:00~19:00 ※売切次第
定休日日・祝
駐車場

沖縄パーラーをもっと楽しむコツ

注文の仕方とローカル流の楽しみ方

沖縄のパーラーは、気取らない“ローカル食堂”のような雰囲気が魅力。注文方法はとてもシンプルで、店頭のメニュー表やショーケースを見て注文し、先に料金を支払う「セルフスタイル」が基本です。料理はできたてを呼ばれることが多いので、番号札を受け取ったら席で待ちましょう。地元の人は、唐揚げや焼きそばなどをシェアしながらワイワイ楽しむのが定番。観光客もぜひ“ちょっとずついろんな味”を試して、沖縄の家庭的な味わいを堪能してみてください。

家族旅行・子連れでも楽しめる?

パーラーは地元の学生や家族連れにも人気の場所。リーズナブルな価格設定でボリュームもたっぷりなので、子どもと一緒にシェアしやすいのが嬉しいポイントです。唐揚げやポテト、ぜんざい(沖縄風かき氷)など、子どもが喜ぶメニューも豊富。お店によっては屋外のベンチ席があり、ベビーカーでも利用しやすいところも多いので、気軽に立ち寄れます。観光の合間に“ちょっと休憩”感覚で利用すると、家族旅行がより楽しくなるでしょう。

昼と夜で雰囲気が変わるおすすめ時間帯

パーラーは昼と夜で違った魅力を楽しめます。日中は地元の学生やお年寄りが利用するアットホームな雰囲気で、地元の日常を肌で感じられる時間帯。夕方から夜にかけては観光客も増え、屋台感覚で立ち寄れる店もあり、にぎやかな雰囲気に変わります。特に夏場の夜は涼しい風が心地よく、外のテーブルでゆっくり食べるのもおすすめ。滞在中に時間を変えて訪れると、同じパーラーでもまったく違う表情を楽しめます。

まとめ|沖縄旅行でパーラーは外せないローカル体験

沖縄のパーラーは、観光マップには載っていないけれど、地元の人たちの暮らしや日常が息づく、知る人ぞ知るグルメスポット。それぞれのお店に、家族で営むあたたかさがあり、学生たちの放課後の思い出があり、何十年も地域に根づいてきた歴史があります。
お店ごとに個性あふれるメニューと、人懐っこい接客が迎えてくれるのも、パーラーならではの魅力。ドライブ中にふと立ち寄れば、観光地とはひと味違うローカル沖縄の風景に出会えるはずです。次の沖縄旅では、ちょっと寄り道して、地元の人にまぎれてパーラーの味を楽しんでみてはいかがでしょうか。気取らずおいしくて、なんだかほっとするひとときが待っていますよ。

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